「家族写真」というもの 

フォトグラファー・瀬尾 泰章

家族の写真っていいものです。

僕のばあちゃん(母方)です。

こちらも僕のばあちゃん(父方)です。

おととし、昨年とそれぞれ天国に逝きました。ばあちゃんっ子だった僕にとって、2人が元気なうちに撮影できて良かったと本当に思います。これらの写真は実際に遺影に使いましたが、本人たちも生前『遺影に使うからね』と言ってくれました。

今は家の居間に飾って、家族を優しく見守ってくれています。離れていてなかなか帰れないけど、家に帰った時は、写真を見てはついつい話しかけてしまいます。本人たち以上に僕自身とても気に入ってます。

写真にはその時その時の素敵な瞬間を “真空パック” のように新鮮なまま閉じ込めてくれます。そんな素敵なツールです。

僕たち夫婦の新婚旅行の写真。セルフポートレートです。
モロッコのサハラ沙漠で撮りました。
異国への2人旅、この1枚で旅行中のこと色々と思い出させてくれます。

妻と娘たち。あたらしい家族が1人また1人と増えると笑顔も増えます。こどもの言動に大笑いし、日々の成長に胸トキメク毎日です。

写真って節目節目に撮るといいですね。

人生の1ページ1ページを1枚1枚の写真で繋いでいくんです。

数年前に、知人家族を撮影した写真です。
新しいご自宅が完成したときに家のデッキで撮影しました。
笑い声が聞こえてくる家族写真です。

こちらは家業を営む親子3世代。愛車(ベンツ300SELロングセダン)と記念撮影をしました。世代を超えて大切に乗り継がれる車と、受け継がれる技術。そんなポートレートです。

撮影後は、愛車の思い出話から様々な方向に話題が盛り上がりました。1枚の写真から、1つの大切なモノから、そういった事が昔を思い出すきっかけになります。

僕が撮影を担当していた新聞広告です。家族がテーマです。家族には、節目節目でいろんなドラマがあり、生活の中に感動が溢れています。そんな素敵な瞬間を表しています。

新聞広告が掲載され “みんなで見ている” という設定で記念撮影しました。この時ちょうどお正月時期だった事もあり、親戚にモデルになってもらいました。僕の中ではこの時に『ばあちゃんの遺影になる写真を撮影したな』という記憶も蘇る一枚です。

写真は“記録(キロク)”

“記憶(キオク)”の引き出しをやさしく開いてくれる、素敵なツールです。

家族写真はフォトグラファーとしての僕の大きなテーマ。

素敵な家族の記念になる1枚を撮影する、そんなお手伝いができれば幸いです。

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